先日、泉佐野市での家庭教育学級合同研修会にて「自己肯定感をはぐくむ子育て」についてお話させていただきました。
今回新しく取り入れた内容がどのように受け止められたかドキドキしていましたが、終了後のアンケートでご好評をいただき一安心。
前向きになっていただけたのが嬉しいです。
「子どものためと思ってしていたことが理想の押し付けになっていないかと考える機会ができました。これからの接し方にプラスになりそうです」
「傾聴と共感!!すぐにできなくても知っているだけで役に立てるときがあると思います」
「ひとりでは難しいところがあり、もっといろんな人に頼ってみようと思えるようになりました」
「子どもの自己肯定感の低さを気にして受講しましたが、実は自分もそうだったことに気づきました。子どもとの向き合い方、今日からできることから少しずつでも変えられればと思います。とても為になるお話ばかりで、勉強になりました」
講演会では、子どもの自己肯定感に大切な考え方や具体的な接し方、それらを実践してみたわたしの実体験をお話しています。
うまくいった事例ばかりでなく、「これでよかったのだろうか」と、今も思っている事例もお話ししました。
講師として登壇していますが、講師だからスムーズに楽に子育てしてきたかというと、そんなことはありません。
子どもの人生の節目で親子で考えが違えば、やっぱり迷うし動揺します。
親としてこうすべき、こうあるべきという姿はよく分かっています。
でも心がついていかないこともあります。
頭で考えていることと心で感じていることが合わないとき、どう折り合いをつけるか……
葛藤の程度の差はありますが、子育てはその繰り返しだったなぁと思います。
親と子どもが、いつも同じ方向を向いていたら、おそらくそんな葛藤はなくて、いつも穏やかにいられるのでしょう。
でもそれは現実的ではないと思います。
そもそも親と子は、親子であっても違う人間なのですから、考えや気持ちが違って当たり前です。
葛藤のない子育てなんて、かえって怖い気がします(親の理想通りに子どもが育っている可能性があるから)。
いただいたアンケートを眺めながら、いろんな葛藤をさせてくれた我が子たちに、感謝感謝です。
*保護者向け講演会の講演ご依頼、承ります。詳細はこちらをご覧ください。
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